幼い頃から家にはビデオがたくさんあった。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、「グーニーズ」、「アニー」、「オズの魔法使」などを擦り切れるほど観ていたせいで、"映画"と聞いて思い浮かぶのは邦画ではなくもっぱら洋画だ。
そんな作品たちに肩を並べるのが「ロード・オブ・ザ・リング」。今でも覚えている。中学二年生の頃、テレビで旅の仲間を観た。それから私のオタク人生は幕を開けたと言ってもいい。インターネットでファンサイトを駆け巡って二次創作を漁った。詳細は省くけれど、いわゆるBLにもハマった。
翌年には王の帰還が公開され、父に隣町の映画館に連れて行ってもらったこともよく覚えている。
当時はフロドとサムが大好きだった。フロドのキラキラした大きな目。サムの主人への献身。旅の仲間のラストシーンがいい例だと思う。二つの塔のラストでフロドに語り掛けるシーンも非常に心が打たれる。
好きの気持ちはキャラクターに対するものという括りからあっという間に飛び出して、やれあのシーンが好きだの、やれここのカットが綺麗だの、この台詞がグッとくるだの、挙げだしたらキリがない(ついでに中の人たちが出演している他の作品まで見始めたので本当にキリがない)。
気が向いたときに少しずつメモできるよう、専用のカテゴリを作っておくことにする。